さらさらとながれきこえてくるいくつかのおとがささやかながらもなにかをいわっていそうで

 たくさんのラーメン屋でラーメンを食しているけども、記録が全く追いついていない現状がある。追いつかないことってたくさんあるよね、人生においては。

 などと言いつつ、今日もまた人生初。NHK 交響楽団メンバーによる室内楽コンサート。そう、今回は ” クラシックコンサート ” である。

 開場待ちをしている時に気づいたのが、年齢層が高いということ。若者らしい若者がまずいない。私と同年代すら、ほぼほぼいない。開園時には、子どもを含んだ家族で来ている人たちがいたので、全くいないというわけではなかったが、それまではどうなるんだと変な不安を感じてしまっていた。クラシックコンサートとは、そういうものなのか? と思いつつ、眺めつつ、開場の時間が来たので足早に席に向かった。

 曲名を見てもわからないし、演奏時間がどれほどかも分からず。うん、いいじゃないか。それこそ、初だ。うんうん。

 演奏中にいくつか気づいたことがある。
・演奏が上手い下手がいまいち分からなかったけど、おそらく凄かったと思う。タイミング、強弱、もろもろ。いやぁ、すごいなあ、と思いつつ、うとうとしつつ(食後だったんです)、楽しめた。面白かったなあ。
・各演奏者が楽譜をめくっていたけど、めくるタイミングはそれぞれ違う。それぞれ楽譜が違うんだなと、よくよく考えればそうだろけど、ちょっと不思議な感覚に。
・今回はチェロやヴァイオリン、ヴィオラの楽器を演奏していたので、腕を延々と動かしていた。それを見て『職業病的な感じで腕や肘が痛くなりそうだよなあ』と妙に心配してしまった。結構、激しい演奏もあるし、練習量も凄そうだから尚のことだ。
・しっかりとアンコールもあった。しかも、演目が ” 日本の歌(しかもメドレー) ” だ。赤とんぼぐらいしか曲名が分からなかったけど、妙に感動してしまった。

 帰り道、妙に涼しい中、気持ちよく帰ることができた。初めてのクラシックコンサートということもあって、あえて規模が小さいコンサートをチョイスしたけども(弦楽四重奏という 4 人での演奏会)、今回が初で良かったと思う。前半、かなりうとうとしてしまったけども。それは昼食直後ということもあったから仕方なし。次は(できれば食後というのも避けた上で)もう少し規模の大きいコンサートに参加してみたい。少しずつアップデート。アナログなことをデジタル風に進めていく。うまいことを言っているようでそうでもない。まあいいじゃない。次の初体験も、楽しんでいこう。