時間の進む早さと足の長さの関係性

ゆっくりと歩いたり颯爽と歩いたり色々な歩き方がぼくらにはあったりして
そのときどきで歩く早さを自然とえらんだりしていて 二人の歩幅も自然とあったりして
そんな時間と無関係でもない歩く早さを 僕らは無意識のうちに演出して無意識のうちに楽しんだりしている
それって楽しさの下地を無意識のうちに生産していて

それって次の一歩の 明日の二人に楽しさを知らぬ間に紡ぎだしていて
嬉しくならないかい? 分かったというだけでも楽しくならないかい?
リラックスする方法なんかいくらでもあるじゃないかという良い見本じゃないかい?

二人で並んでテレビなんか見たりしている時間が多かったりするだろうけど
その時に二人の足の長さでよく話をするよね僕らって 足の指同士で挨拶もしたりして
足の長さと膝の位置を意識して足を伸ばそうよなんて言い合ったり その両足にありがとうなんて言ってみたり

それらで僕らの出会った時間も計れそうな気がしてて
過去のことも少しだけスパイスとして認める余裕もあったりしていて
嬉しくならないかい? 両足が未来に向かって進もうとしている様が?
今度からは僕らでその未来を紡ぎだしていくんだという事実に身震いすらしないかい?

手をつなぐ方法もないわけでもない
大地に接しているのが僕らの両足だってだけの話で 手をつないでいくという案ももちろん賛成はするんだよ
そんなに困った顔も そんなに遠慮しがちな表情も そんなにお互いの距離と早さを分かった上での笑顔も 
僕は全部が大好きで 包みたい守りたい語りかけたいという想いを抱けるのも
歩く早さと足の長さを 僕らがお互いのそれらを無意識のうちに一生懸命かんがえていたからだよ

今度から 少しは意識して
二人の行き先も少しは考慮して 行こうかと思った
そう思いながら 僕の足で君の足に挨拶してみる 挨拶してみた


【 Apr. 25, 2011 】